葬儀というのは故人の意思を反映したいものにするということが多くの家庭での考え方になり、生前より助言をしていた方が亡くなった後にも問題が無いようなります。しかし、時代の流れと共に変わってきているのは、様々な葛藤の中で出てくる価値観になります。
あまりお金をかけないでこじんまりとしたものにするということも多くなってきていて、家族葬なども珍しいものではなくなりました。またかなりのお金をかけることによって、より多くの方に葬儀に参加してもらうということも考え方としては根強く残っています。
どちらがいいとか悪いとかではなく、やはり残された遺族の方の考え方によって変わってきます。関東でも埼玉県でも家族葬を推奨しているところもあれば、多少はお金がかかっても盛大にやりたいという意思を反映しているところもあります。
埼玉県内の葬儀の中でも秩父地方には、香典の他に紅白の水引のお見舞いを渡すことがあります。紅白の水引であれば、おめでたい印象があるので、少し驚くこともあるでしょう。しかしこれはお見舞いの意味があるので、おめでたいということではありません。
通夜の席で渡すことが多いので、そんな習慣を知らないと驚いてしまうということもあります。しかしこれは失礼なことではありません。北部では参列者の男性に布が配られ、頭に三角の布を身につける風習もあります。これは故人と三途の川を渡るところまで見送りますという意味があります。
埼玉県内でも独自の風習があるので、チェックをしてみるのも面白いかもしれません。初めて参列をするという場合には、驚くことも多いでしょう。その地域の風習に従って参列をしなければいけないということがあるので、事前に風習を確認してみるとよいでしょう。